2010年6月27日、弊社の「なかむら館」(大田市大森町)において、中村ブレイスの「第3回石見銀山文化賞」表彰式を執り行いました。
本賞の田中公道氏は、同日東京文化会館にてデビュー50周年記念のリサイタルを行われるため、あいにく欠席でしたが、記念の表彰盾と副賞の賞金50万円をお贈りしました。「これを機に生涯現役オペラ歌手、そして限界への挑戦に一層精進したいと思っています。また可能な限り世界遺産石見銀山を世界の人々にお話が出来ればと願っています」とメッセージをいただきました。
今回初めて設けた奨励賞には「石見銀山天領太鼓」の代表近藤尚良氏をはじめ、副代表笹木様、岩石様をお迎えし、本賞と同じく記念の表彰盾と副賞の賞金50万円をお贈りしました。
式の最後には、第1回目の石見銀山文化賞本賞受賞者の、村上隆先生(京都国立博物館)に乾杯の音頭をおとりいただきました。
表彰式終了後、「石見銀山資料館創立35周年記念講演会」が開催されました。
村上隆先生によるご紹介ののち、山梨県よりお越しの、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館館長、谷口一夫先生にご講演をしていただきました。15~16世紀、西日本に石見銀山、東日本に金山が開発された歴史にもとづき、石見銀山とのつながりを交えながら、湯之奥金山のご紹介をされました。
表彰式、講演会ともに、盛会に終わることができましたことを、この場をお借りして、この度ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。