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石見銀山は、延慶2年(1309年)、周防の国守大内弘幸によって発見されたと伝えられています。天文2年(1533年)、博多の豪商神屋寿禎により、灰吹法という銀の製錬の導入で、シルバーラッシュを迎え、当時の世界の3分の1の銀を産出しました。
銀山の領有をめぐり、戦国大名大内氏、尼子氏、毛利氏らによって争われ、16世紀のヨーロッパの大航海時代の地図には、マルコ・ポーロの紹介したジパング(黄金の国)の銀鉱山としていち早く登場します。江戸幕府、徳川天領となり、我が国を代表する大銀山は、慶長(1610年)の頃には、人口20万人、寺院の数100ヶ寺に及び、京や堺に負けぬにぎわいとなったのです。華やかな歴史を秘めながらも、大正12年(1923年)、ついに休山。
700年の歴史の遺跡は、よみがえり、昭和44年(1969年)に文部省(当時)により重要鉱山史跡、昭和62年(1987年)には、町並みが重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。さらに、仙の山、石銀(いしがね)山頂一帯に貴重な中世の鉱山町跡が発掘され、銀を運び出した街道跡、積出港とともに、平成19年(2007年)7月「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、ユネスコの世界遺産に登録されました。
日本で14番目、アジアで初めての産業遺産です。
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